製造とは？
製造部門は、大きく分けると部品製造と完成品製造に分かれています。部品製造はろ材や樹脂材料等を加工する作業で、完成品製造はその部品を組み立て、お客様に向けた完成品を作る作業です。それらは設計部門発の図面、生産技術部門発の機械設備と生産工程の仕組みに基づいて行われます。作業といってもさまざまなので、あえて抽象的な表現をすると、作業者は舞台演劇の役者です。
優秀な“脚本＝図面”や“照明や小道具＝機械設備”があっても、役者がいなければ、演劇は成り立ちません。役者の「卓越した技術」、「創意工夫」、「チームワーク」、さまざまな要素が高いレベルで絡み合うことで、お客様を魅了する演劇が完成します。「卓越した技術」「創意工夫」「チームワーク」この3つがまさに製造部門でも必須の要素であり、これが無ければ質の高い製品をお客様に提供することはできません。
「卓越した技術」の取得は長い経験が必要とは限りません。先達が残した知恵をノウハウとして伝承していくことが重要です。
「創意工夫」は製造部門の真骨頂といってもいいかもしれません。製造というと汗水流して・・というイメージかもしれませんが、データ分析、統計学などを駆使して、ムダのない作業を目指すことを日夜探求しています。
「チームワーク」が重要なのは製造部門に限ったことではありませんが、みんなの力を合わせて、1を10にすることを日々直接体験できる喜びは他では得られない格別なものです。
このように製造部門は舞台役者が味わうような生の達成感や喜びを、同じく味わうことができる部門です。そのうえ、自らの手で作り出したものが社会の役に立つ、いわば物理的に社会に貢献することも実感できる職場です。
