これらの分離は設備費用が高額であり、設置に掛かる占有面積が大きくなります。
メンテナンスも煩雑で動力を使う装置はランニングコストも高額です。
コアレッサカートリッジは特殊な多層構造になっており、流体をカートリッジにIN→OUTに流すことにより、エマルジョン(白濁化)を瞬時に破壊。各流体の比重差により分離します。
流体の流れは上記のようになり、0.5~50μmの分散した流体の粒子をコアレッサカートリッジ内で凝集(コアレッシング)し、2~6mmの液滴に成長させます。
各流体の比重差により、分離を行い必要な流体のみをプロセス後段に流します。
WAFTECではお客様の流体の特徴に合わせてコアレッサカートリッジのろ材を変更しています。
一般的にはグラスファイバーが多くのプラントで使われており、流体が高温の場合はカーボンファイバーを推奨しています。
粘度 | 主流体―50mPa・s以下 混入流体―300mPa・s以下 |
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密度 | 0.3g/㎤以上 |
表面張力 | Over 3mN/m |
PH | 1~14 |
運転圧力 | 0.1Mpa以上 |
運転温度 | 0~300℃※1 |
固形物量 | 1mg/L以下 |
WAFTECつくば技術センターはフィルタメーカーとして日本で唯一の試験設備を保有しています。
様々な流体に対してコアレッサの試験が可能であり、お客様に最適な提案を実施しています。
機器納入後のトラブルに対しても充実のアフターフォローを実施。
使用後品の分析を通して、お客様の課題解決に貢献します。
夾雑物を含んだ油や水などの流体をIN→OUTに流してカートリッジを通すことにより、流体と夾雑物を分離
流れ方向は外側→内側流れであり、分離を行い必要な流体のみをプロセス後段に流します。